人生初の裁判の傍聴をしました。
石垣島の友人、金城君や花谷さん夫妻が来ていた。六月の石垣島平和行進以来の再会にお互いに笑顔になった。
さて、裁判の話。
簡単に説明すると、多くの住民が反対する石垣島の自衛隊新基地建設(於茂登岳という自然豊かで宮良川源流の地に)計画の賛否を問う住民投票を求め、14267筆(有権者の37%)の署名を市長に提出{石垣市自治基本条例に=有権者四分の一以上の署名をもって住民投票の実施を市長に対して請求できる...(略)市長は所定の手続きを経て住民投票を実施しなければならない。}したが、議会は否決した。
島の未来を大きく左右し、住民が反対している軍事基地(しかもミサイル配備の計画)の受け入れの有無を問う住民投票がわずか1ヶ月で有権者の37%が請求した事実は重い。
石垣島の未来を大きく左右する問題に最前線で関わろうとする金城龍太郎さんは29歳。
アメリカのアーカンソー州の大学を卒業し、故郷の石垣島に帰ってきて、マンゴー農園を営む、とても、柔らかい物腰の青年。
花谷さんはズッキーニとゴーヤー等を、無農薬で育てている。市議会議員と仏教に興味のあるお若いご夫婦。
その他にも石垣島では結構多くの若い世代(40代以下?50代以下?若さの定義はそれぞれ)がこの問題に関わっている。
基地問題や政治的な社会問題で発言したり、目立ったりすると、周りから一歩引かれてしまう日本社会。
ヨガをしたり、瞑想したり、自然派で生きるような人達は往々にして、基地問題や政治的な事に距離をとりたがる。そして、地球規模の危機を不可避にしているシステムそのものを変えようとしない。何故ならそこには「悪いエネルギー」が満ちていて、そんなことをしてもうまくいくはずがないから、と。実際ライフスタイルを変える事は、社会の問題解決の一部にはなるため、一見、問題に目を向けているように思えるかもしれない。だが、片目は固くつぶったままなのだ。
社会の目は冷たく、政治になんの希望も見いだせないような現状だが、金城君や花谷さん達のような、心優しい、自然と共に生きようとする人々が、自ら望まない「悪いエネルギー」の場でがんばっているのを、見て見ぬ振りをしないで、ぜひ、関わって行ってもらいたいと思います。
次回は2020年2月13日11時15分に那覇地裁になります。
ご参加を!!